SFC修行2020from名古屋|Day2_中部-羽田-中部 ex.機内の設計ミス

Day2 2020/02/07

この日は純粋な修行ではなく、本業での出張です。
じつはこの出張、本来であれば「今年は飛行機には飽きるほど乗るし、たまには新幹線で」と思っていた出張だったのですが(新幹線もたまには乗りたいんですよ)、この日の数日前に3月の予約にミスがあったことが発覚しキャンセル料を払って取り直しとなったため、それを(会社の経費で)埋めるべく急遽出張に組み込んだのでした。
悪い社員ですね……(交通費としては新幹線とほぼ同額なので会社に損害は与えていないんですが)。

というわけで、また前回とほぼ同じく朝7時頃セントレアに到着。

セントレア,中部国際空港
年に1~3回(各1往復)程度しか飛行機に乗らない(ほとんど出張)僕としては、前回から二週間弱というふだんではまずありえないほど短いスパンでのセントレアです。平日とはいえ前回(Day1)とほぼ同じような時間帯ということもあり、さすがに少しワクワク感が前回よりも落ち着いているのを感じます。人間、こうやって慣れていってしまうんでしょうね。少しさみしい……。

LEG.04 NGO-HND(中部→羽田)

さて、前回同様朝のラッシュアワーの混雑に揉まれながら保安検査を通過。いつもは引っかかるところ、この日は一発で通過でした。やはりスーツだと凶器になりそうなものが少ないんでしょうね(たぶんベルトの金属部分の違い?)。

この日は前回よりほんの少しだけ余裕を持っての到着となったため、搭乗ゲート前の椅子で5分ほど座って待機。ほどなくして機内搭乗の案内が始まりました。

セントレア,搭乗ゲート
相変わらずの窓際なので早めに乗り込んだんですが、すでに通路側に先客が座っていました。

……いや、いいんですけどね。エコノミーだったのでプラチナ以上のステータスホルダーなんでしょうし。
でも、通路側の席に先に座られてしまうと、窓際に座る身としては頭上の荷物入れへ荷物を上げるときにけっこう気を遣うんですよね。エコノミーは狭いのでわざわざ席を立ってもらわないといけないだけでなく、さらにそれによって通路を塞いでしまい後から搭乗してきた人たちを待たせてしまうことになったりと、なにかと神経質になってしまいます。

「ステータスがあっても、通路側ならもう少し後に乗り込んでくれてもいいんじゃないの?」

もちろんそんなこと言うわけありませんが、そんなことを考えつつできるかぎり搭乗の流れを止めないようにと光の速さで荷物を上げ、恐縮しながらすみやかに着席します。
ステータスを持ってるから優先搭乗する権利はあるから別に間違ったことはしてないんでしょうけど、たまにこういう場面に遭遇するとどうしてもそんなことが頭をよぎっちゃいますね。もっと心を広く持ちたいものですが……。

などという小さなストレスを感じながら、羽田へ向けて離陸です。

セントレア,中部国際空港

短いんですよねー、中部-羽田線って。当たり前ですけど。
水平飛行になったと思ったら、10分程度で「着陸態勢に入りました」とアナウンスがかかって空にいるのは実質30分程度という印象です。まぁそれでも乗りたいんですけどね。

渥美半島

現在の位置が把握しやすいこういう半島の先端とかを見るのが大好きです

富津岬

ここは羽田空港にアプローチする際に通る千葉県の「富津岬」というんですね

そんなわけで定刻どおり羽田空港に到着。

羽田空港

この日は幕張メッセに用事があるため、幕張まで楽ちんに行くことができるリムジンバスのチケットを購入です。
ビッグサイトに行く場合もそうなんですが、バスで直行すると会場の入口近くで降りることができるのでめちゃめちゃ快適なことに2年前くらいに気づきました。それまでは電車やゆりかもめを乗り継いだりして言ってたんですが、座れず立ったままだったり、駅についてからもわりと歩いたり……と会場に到着するまでにずいぶんと消耗してしまっていたので、バスで会場に行くことはものすごくコスパが高いと思います。
バス乗り場は羽田空港の到着口を出てすぐ目の前ですしね。もう無駄ゼロの完璧なルートですよ、ホントに。裏技でもなんでもないのであえて言うことでもないと思うのですが、もしもご存知がなかったという方はぜひ試してみてほしいですね。

さて、目的地である幕張に到着。

幕張メッセ,ディスプレイ

こうやって(会社のお金で)年に1〜3回ほど展示会に来るのを楽しみに仕事してます。基本的に内勤なので、そうでもしないと一年で一度もどこにも行かないこともありますからね……(自分の仕事以外の件で出張などがあることもありますが、何年に一度あるかどうかという感じですので)。
会社での立場上、うるさく言われるようなこともほとんどないですし、事前に承認を得る必要もないほどゆるい会社なのでありがたいです(もちろん後から理由や目的を聞かれてもしっかりと説明できるような出張ですが)。

……そんなわけで幕張メッセで展示会見学を済ませ、来たときと同じようにリムジンバスで羽田空港へとんぼ返りです。

羽田空港,第2ターミナル
この日は他に用事はなかったので、新幹線だったら明るいうちに名古屋に戻れたと思うんですけどねw でも飛行機だと便数が少ないため、帰りの便まで何時間も時間が空いてしまいます。いやー、困っちゃいますよねw(=空港散策のチャンス)

さて、このときはすでに13時半くらいだったのですが、昼食を食べそびれていました。というのも幕張メッセで食べようとすると、ほとんどが弁当や焼きそば、フランクフルトといったフードコート的なものばかりなんですよね。それをベンチで、見知らぬ方と並んだり向かい合わせになって食べることになるわけです。
どうも僕、あれが苦手で……。なんとか気にならなそうな場所だったり、すごく美味しそうなものを探してはみたのですがけっきょく見つからず、空港で食べることにしたというわけです。

とはいえ。
空港でも意外と「入りやすい店」とそうでない店があるのでいつもわりと探してしまいます。あまり遅くなってしまうと夕食に近くなってしまいますので、けっきょく以前も食べたことのあるこのうどん屋で早々と手をうち、遅めの昼食となりました。

2タミ3階にある「讃岐うどん 般若林」です。

羽田空港,讃岐うどん

ここのうどんは美味しいですし、一人でも非常に入りやすいのがいいですよね。パパッと食べ終わることができるので、しっかりと空港を歩き回る時間が作れて最高です。

その後展望デッキで外の空気を少し吸いつつ、制限エリア内でまったりしたかったため早めに保安検査場へ向かいます。

羽田空港,第2ターミナル,展望デッキ

LEG.05 HND-NGO(羽田→中部)

毎年1〜3回ほど利用している羽田空港ですが、毎回のように保安検査場はCかDという案内になっていました。

羽田空港,保安検査場
この日も搭乗口は68番(上記地図にある右上の先端。一番端っこです)と案内されていました。
羽田を利用される方、とくに修行される方などはもはやマストだと思うのですが、時間もまだあるのでできれば「パワーラウンジ」(対応しているカードを持っていれば入れるカードラウンジ)に行きたいところなんですよね。でもパワーラウンジがあるのは、上記地図の52番あたりからワンフロア上がったところとなります。

搭乗口とは真逆、なんですよね……。

名古屋行きの便はいつも南ピア(右側)ばかりなので、ものすごく不便なんです。一番遠い68番搭乗口まで行こうとしたら、下手すれば15分近くかかるんじゃないかという距離です(大げさではなく……)。もちろんそんな遠い場所しかなければ多くの乗客が不便ですので、ここ以外にCD方面の65番付近にもカードラウンジはあるんですが、それは「エアポートラウンジ(南)」という名の、少し年季の入ったラウンジなんですよね。何年か前に一度利用したことがあるのですが、シートの生地が傷んでいたりとやはり少し寂しさを感じてしまいました。

ですので、利用するならどうしてもパワーラウンジに行きたいわけです。そのために空港でたっぷりと時間をとったんです。展示会の見学もそこそこにして(こらっ)。

というわけで、10分ほどかけてパワーラウンジへ。

羽田空港,ラウンジ

よく「混雑しておりますので……」と受付で言われることも多いのですが、この日もやはりそうでした。
どうでもいいことですが、ポイ活をやってるという方はクレジットカードを多数所有されてると思うのですが、僕もご多分に漏れず毎月支払いが発生するカードは10枚程度あったりします。その中にはカードラウンジに入れるベネフィットのあるカードも複数あるので、どのカードを出してもラウンジに入ることは可能です。

どのカードでもいいのですが、だいたいいつもカードラウンジに入るときはspgAMEXを出してしまいます。
本当にどうでもいい情報でした(好きなんですよね……)。

羽田空港,パワーラウンジ
この日は窓際の席をアサイン(とは言わないか)。
愛機であるMacBookProで作業がしたかったので本当は後ろが壁になるような席が良かったのですが(あまり後ろから覗かれたくないので)、このパワーラウンジはそういう席ってあまりないんですよね。この写真の奥のエリアに少しありますがいつもほとんど埋まってますし、この日もやはりそうでした。うーん、残念。

それにしても、パワーラウンジの空間はやっぱり最高です。
とりたてて紹介したくなるような奇抜なデザインというわけではないのですが、シンプルモダンでスタイリッシュなインテリアは非常に心地いい。人生をやり直せるなら建築家になりたいと思ってる僕ですが、このスタイリッシュなインテリアは座ってるだけで癒やされるので大好きなんです。

羽田空港,パワーラウンジ

こうやってフライトスケジュールが壁に埋め込まれてるところも大好きです

早くエアポートラウンジ(南)もパワーラウンジに改装してくれないかな、と祈るばかりですね……(今月末から運用が始まる2タミの国際線が、68番など名古屋便がよく利用してた南ピアのターミナルを使うようなので、名古屋便がこちらを使う機会も減るかなくなるかなどしてあまり困らなくなるかもしれませんが)。

じつはこのエアポートラウンジを出たあと、一番遠い68番搭乗口まで何分かかるか実際に計測しようと考えてました。どうせ歩くんだし。
ところが、ANAからこんなメールが届いてました。

ANA,メール

503番搭乗口……パワーラウンジを出たあと下って、わりとすぐのところを下りた先にあるバスラウンジです。

めっちゃ近くなりました。

いや近くなったからいいんですけどね。でもがんばって長距離を歩く気持ちになってたのでちょっと残念。そして、「バスラウンジか……」とさらに残念な思いが押し寄せてきました。

バスラウンジ、あまり好きじゃないんですよね……(^^;
飛行機が間近で見られるしタラップを登って搭乗できるわと人気もある「沖止め」です。それ自体は僕も嫌いではないんですけど、そのバスに乗るまでがね……。

時間もなくなってきたので、ひとまず503番搭乗口まで移動。

羽田空港,バスラウンジ
このエスカレーターを降りた先がバスに乗れる搭乗口となります。

羽田空港,バスラウンジ
はい、バスラウンジです。

……いかがですか?

僕は「空港っぽさ」があまり感じられないと気がして好きじゃないんですよねー。窓から飛行機じゃなくバスが見えてることもそうなんですが、なんか急に庶民臭くなる(失礼)というか……。

「バスの待合所やん」

と。
うーん、できればボーディングブリッジから搭乗したいところです(一歩一歩進めるごとに気分が高まるんですよね)。

そんな感じでちょっとテンションが落ちてる中、いよいよ搭乗案内が始まりました。

羽田空港,バスラウンジ

座席は「22A」と真ん中付近の窓側でしたので、あまりゆっくりしてると朝のように通路側の人に触られたり、荷物棚に空きがなくなってしまうかもしれまん。列に入るタイミングを伺いながら乗ることになるであろうバスをふと見ていると、あることに気づきました。

羽田空港,バス

バスの番号が789!

飛行機好きな方ならすぐおわかりだと思いますが「789」とは、僕がいまだに乗ったことがないあのボーイング787(-9)の機種コードのことですね。搭乗口の列に現在並んでいる方たちはこのバスではなく、この左隣に止まっているバスに乗り込んでいます。おそらくそのバスが満員になったら、その次はこの789に乗ることになるのでしょう。

……ハッキリいってなんの意味もないことはよーくわかってます。どのバスに乗ったって、なにが変わるというものでもありません。でも、

「どうせだったら789に乗りたい……!」

そう思ってしまいました。つくづく馬鹿だなぁなんて思いつつも、次のバスになるようにタイミングを見ながら列に並びました。
そしてそれが功を奏し……無事789に乗車!

……いやー、車内に乗ったらなにも違いはないですし、なんの感情もわきませんw でもいいんです。789に乗れたんですから。

羽田空港,滑走路,誘導路,沖止め

と、マジックアワーを迎えた美しい景色を見ながら搭乗機のもとに到着。

羽田空港,滑走路,誘導路,沖止め,737
すっかり見慣れたいつもの737-700です。いつもこんなの……。

それにしてもやっぱり737はエンジンの位置が低いですよねー。座れそうなくらいです。低く抑えられた地上高ゆえの搭載位置なわけですが、これが仇となって737MAXのあの事故が起きたのではないか(過度にバランスが崩れたことにより想定外の挙動が起こった)と、事故原因の一つと考えられているんですよね。エアバスの320neoに対抗しようとして無理しすぎたわけですが、基本設計が古くそこまで想定された機種でないんだからゼロから新機種を設計すべきだったと思います。時間もお金もかなりかかってしまうでしょうが……。

余談はさておき、搭乗完了。

羽田空港,737
この便は前方の席が取れなかったので、しぶしぶ後方席となりました。
主翼より前の席が取れない場合は、景色をしっかり楽しみたいのでできるだけ主翼が視界に入らなくなるようにめいっぱい後方の席を指定するようにしています。主翼って想像以上に大きいですからね。中途半端に真ん中寄りの後ろ目の席だと想像よりも景色に干渉してくるんですよね。それで残念な思いを何度もしました。
ですので、めいっぱい後方の窓側か、主翼より前の窓側か。どのフライトでも、絶対にそのどちらかに座ろうと考えてます。「意地でも窓際に座りたいマン」ですので……。

さて、搭乗機は定刻どおり離陸。

だいたいこの時間のフライトで羽田空港から帰ってくるときは、いつも僕が楽しみにしているものがあります。それは……

羽田空港,空撮,TDR,ディズニー,夜景

この夜景です!

国際線を飛んでるパイロットでも、夜景が美しい空港の第一位に羽田空港を挙げる方がたくさんいるらしいですが、ホントに東京の夜景はヤバいですよね。この写真のように、東京ディズニーリゾートを見下ろしながら角度をつけて旋回してる時間はアドレナリンが出まくってるかもしれません。それほどこの東京(近郊)の夜景を楽しみに、毎回夕方のフライトを窓際で予約してます。

ただこれだけ楽しみにしているだけに、反対側の席だったときはもう泣きそうになってますが……(航路は風向きや使用する滑走路によって変わるはずなので、一概にどっちがいいとも言い切れないですからね)。

千葉方面から見てもこれだけ美しいので、3月29日から本格運用が開始される東京上空を飛ぶという新ルートから見る夜景はたいそう素晴らしいんでしょうねー。いやー楽しみです。

個人的に感じている機内の設計ミス……!

ものものしい見出しですが、景色を楽しむ上でどうしても「これだけは声を大にして言っておきたい」という明らかな設計ミスがあるんです。それは、これ。

ボーイング,737,照明,窓

おわかりでしょうか?
僕が問題視しているのは、照明の位置です。

窓の上の照明が下向きに照らすような形になっているわけですが、それって窓際の席に座っている人をバッチリ照らし出してくれることになるので、窓への写り込みMAXになってしまうんですよね。おかげでせっかくの夜景が見づらくてしょうがないわけです。

これはねー……ホント、いつもムカついてます。

別に夜景を楽しませるために作られてるわけじゃないんだからしかたないとは思うんですけどね。でも、夜景を鑑賞したり撮影しようと思った場合には最悪の照明です。断言してもいいです。

まぁこの機種(737)は設計が古いですからね。昔の機種はそんなことまで配慮されていないだけなのかもしれません。
さすがに787やA350などの最新鋭機は改善されてるのかもしれないな、なんて思ってググってみましたが……

変わってませんでした。

最悪です。上の写真と同じように窓の上、壁面に沿って取り付けられるダウンライトタイプの照明で、それがLEDになっていろんな色が表現できるようになってるだけですね。

うーん……夜景を楽しみにしてる乗客への配慮は一切ないのでしょうか?
(´;ω;`)ウッ…

本当なら、窓の上に設置して上向きに照らすべきだと思うんですよね。そうすれば窓の前にいる自分が直接照らされることはなくなるので、かなり映り込みが緩和されるはず。
でも今からそんな変更ができるわけもありませんし、そもそも構造的に不可能なのかもしれません。だったらせめて、この部分の照明の明るさをコントロールできるといいんですけどねー。787の電子シェードのように。

まぁ今さら無理な話ですけど……。

なんて、憤慨しつつもできるだけ映り込みを避けるように景色を楽しんでいるうちに名古屋に到着です。

セントレア,中部国際空港,到着

これにて修行第二日目、中部→羽田→中部の2レグが終了です。

ここから自宅に向けて帰るわけですが……セントレアは去年からこんなキャンペーンを行っています。

セントレア,中部国際空港,駐車場
平日の日帰りフライトなら駐車場の料金が無料になるというものですね。1日の駐車料金は1,600円ですので、わりと大きな割引額です。
今回の修行はクルマで行くことが多いですが(電車の場合もあります)、やっぱり高速道路料金と駐車場料金は馬鹿になりませんからね。駐車代はタダになるのは大変助かります。やっぱり平日はなにかとお得だなぁ……。

ただ、昨年2月から始まったこのキャンペーン。

今月末で終了です。

タイミング……

合計プレミアムポイント

はい、そんなわけでPPの合計はこんな感じになりました。

プレミアムポイント,ANA,PP

惜しくも5,000に届かず!
まぁ先は長いですし、気長に行きますよ♪

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