SFC修行2020from名古屋|Day1_中部-那覇-成田-中部

Day1 2020/01/25

朝7時前、セントレアに到着。昨年9月以来の飛行機、セントレアです。やっぱり空港はいいですねー。

セントレア,中部国際空港
記念すべき修行の1レグめに選んだのは、やはり聖地である那覇でした。国内線縛りで修行するとなると那覇には今後何度も何度もお邪魔することになるのですが、それでもやはり最初は聖地からスタートというのが様式美ではないかと思ったからです。気分も高まりますしね。

LEG.01 NGO-OKA(中部→那覇)

朝の7時台は一番のラッシュアワーということで、朝日が昇って間もないというのに出発ロビーは大混雑です。ご覧のように保安検査は長蛇の列……

セントレア,保安検査

少しぶれてしまってます……

もともと僕は、「SFC」というものに魅力を感じつつもここ2〜3年悩みながら「SFC修行をしない」と決めたのですが、その大きな要因の1つがこれでした。ステータスがあってもセントレアには優先レーンがない(豪華なラウンジもない)ということですね。
これ、プラチナ以上の方は本当に憤慨されてると思うんですが、セントレアはまったく検討もしないんですかね? 空港建設で大きなウェイトを占めたとされるトヨタ重役の方たちも、ラウンジはほぼ専用となるようなもの(QUALIA LOUNGE)が用意されているのに対し保安検査は”一般人”に混じって並ばないといけないとか、受け入れがたいのではないかと思うのですが……。
まさか、トヨタの重役たちだけが使える秘密の優先レーンがあったりして……?

冗談はさておき、10分ほど並んで無事保安検査を無事通過。必ずいつもベルトで引っかかってやり直しをさせられる僕です。
ほぼセントレアだけなんですけどね……。

この日の搭乗口は4番。「67A」など50番以上の数字がある羽田とは違って非常にシンプルです。
4番搭乗口は保安検査のエリアから5分くらいの場所にあるのですが、到着した頃にはさっそく優先搭乗が始まっていました。わりとギリギリだったのでじつは少し焦り気味になってたのは秘密です。

セントレア,搭乗口

搭乗する機材ですが、セントレア国内線の指定機材とでも言ってしまいたくなるようなB737。日本各地でおなじみ、単通路の小型機です。どこでもおなじみのこの機材ですが、まがりなりにも”国際空港”であるセントレアの国内線はこれしか並んでないですからね……。本当に寂しく、そして心配になります。
通路が2本あるワイドボディ機が大好きなぼくとしては、本当にこれは残念でしかたがない部分です。飛行機に乗るからには、すべてワイドボディ機でいいとすら思ってたりします。あぁ、いろんな路線にワイドボディ機が飛んでる羽田が羨ましい……。

いや需要がないからしかたないのはわかってるんです。実際、僕が勤めてる会社でも他の社員の方たちが飛行機に乗った話なんてめったに聞くことないですし。社長が1~2年に一度乗る程度ですよ。他の社員は誰ひとり乗らないんじゃないかとすら思ってしまうほどです。数年に一度、誰かが乗ったという話を聞くくらいです。
それほど名古屋の人たちは飛行機に乗りません。うちの会社だけが特殊ということはないと思いますが……(にしては乗らなすぎかも)。

余談はさておき定刻どおり7:35。737-700、離陸です。

セントレア,搭乗,駐機場

この日の空は季節外れなうろこ雲でした

離陸前、誘導路から曲がりながら滑走路に入りいったん止まってから一気に加速するパターンと、曲がりながら滑走路に入ったら止まらずそのまま加速するパターンがあると思います。毎回「どっちだろう」なんて思うのですが、このときは止まらずそのまま加速するパターンでした。
じつは一度止まるほうが好きなぼくです(どうでもいい)。

セントレア,常滑

天気もよく、極めて順調なフライトを経て……

 

那覇到着!

那覇空港,駐機場
那覇は2年半ぶりくらいです。それまで二度来たことがあったのですがどちらも夏だったので、冬の沖縄は初めての体験となります。
次のフライトまでは100分程度しかなかったのですが、この修業にあたって服装をどうするか少し悩んでいたこともあり冬の沖縄を体験すべく軽くターミナルの外に出てみることにしました。

……暑っ!

上着は飛行機から降りる前にしまっておいたのですが、長袖のボタンシャツでも暑いくらいでした。半袖の方もわりと見かけましたが、本当に半袖でなんの問題もないほどの気温。
じつはその日の夜、テレビのニュースでこの日の沖縄は最高気温が27℃に達し、1月の気温としては過去最高を記録したと後で知ることになります。そりゃ暑いわ……。

那覇空港

那覇空港らしい”画”を探して目についたのがこれでした……

で、こんな意味不明の写真も撮ったりしつつ、まだ足を踏み込んだことがなかった場所へと向かいます。

はい、初の那覇空港国際線

那覇空港,国際線

……めっちゃ中国語が飛び交ってます。この日は春節まっただ中……というか、旧正月の元日に当たる日だということなので、大挙押し寄せてきてたというわけですね。新型コロナウイルスでいろいろと規制が強まりそうな中から脱出してきたという感じの人たちもいるのかもしれません。
気休めだということはわかりつつもマスクは名古屋から着けてましたが、なるべく立ち止まらずササッと写真を撮って通過しました。
国際線を絡める方などはもっと深刻だと思いますが、ホント新型コロナウイルスは修行僧直撃になってしまうので困ったものですよね……。

そしてグルグルと空港内を探索――

那覇空港
那覇空港,展望デッキ

ちょうどチャイナエアラインのジャンボ機着陸が見られました。4発機はやっぱり最高ですね

次のフライトもプレミアムクラスではなく食事はないためこの間に食事を済ませようと考えていたのですが、僕ってわりと「ちゃんとした店」に一人で入って食べられないんです。

ファストフードならさすがに気兼ねなく入れるので那覇の定番「A&W」あたりだと入りやすくてちょうどよかったはずだったんですが、タイミング悪く前日にマクドナルドを食べてしまっていたためさすがに敬遠(ポテトLが安いクーポンがあったんですよ……)。
気軽に入れそうな店を探し回ったものの見つからず、時間もなくなってきたためけっきょく迷いに迷って食べたのがこれです。

那覇空港,タコス巻き,ファミマ,地域限定

ファミマの「チーズソースのタコス巻き」
吹き抜けになっているウェルカムホールのベンチに座り、沖縄らしさあふれるこの逸品を流し込みました。後で知りましたが、やはり沖縄地方の限定商品だったんでしたね。たいへん美味しかったです。

LEG.02 OKA-NRT(那覇→成田)

と、そんなわけで2レグ目のフライトの時間が迫ってきたため保安検査場へ。
いつもは一回は止められることの多い保安検査も、やはりセントレア以外では止められることなくすんなりと通過し、待合エリアでしばし待機。

那覇空港,搭乗口

ものすごく当たり前のことを書いてしまいますが、こういう時にラウンジのありがたみって本当に実感しますよね。なにをするわけでもないのでたいして困ることもないんですが、やっぱりラウンジのゆったりとした空間は魅力的です(修行僧の増加もあってか近年はわりと雑然が常態化しているようですが)。

そして11:55、成田へ向かい離陸。

搭乗前から感じてましたが、ふだんの生活からするとありえないくらい凄まじく国際色の強い乗客の人種構成だったことに、田舎者の僕はややビビります。

那覇,成田,737

日本人ほとんどいないやん…(;´ω`)

さすが成田便。こんなにも白人黒人の方が多いとはビックリです。まぁ平常時だったら中国人がもっといたのかも知れませんけどね。

新婚旅行のときにイタリアから帰国する際、エコノミークラス3人がけの席で窓際にガタイの大きな白人の方が座り、10時間以上もの長きに渡り非常に窮屈な思いをしていたことから「長時間のエコノミーはもう絶対に乗りたくない……。よし、マイルを貯めてビジネスクラスに乗れるように頑張ろう!と心に決めた僕だったんですが、そのことがふと頭によぎりました。搭乗率は9割を超えているような印象でしたし、隣の席にガタイの大きな外国人が来るのかと内心ドキドキ。

が、噂に聞く「隣席ブロック」とやらを発動してくれたようで事なきを得ることに。ANA様のご配慮に感謝です(たまたまですbyANA)

737,隣席ブロック

「なんとしても窓際に座りたいマン」な僕ですが、那覇空港周辺の景色を楽しみたかったもののK側の窓は海しか見えず、ちょっと残念なことに。いつもなら「ああ、せっかくの機会なのに景色が楽しめないなんて……orz」とわりとマジで悔しがるんですが、今後何度も飛来することになるんでチャンスはまだまだあります。そこは大きな心で「次の機会を楽しみにしておこう」と海の景色を楽しむことにしました。

737,沖縄上空

機上でのドリンクサービスは、CAの方の配慮でコンソメスープとジュースをダブルで貰ってしまうなど快適な時間を過ごすことができました。ああいうCAさんとのやりとりって飛行機でのささやかな楽しみだったりしますね(^^)

ANA,737,コンソメ

というわけで、成田に到着です。
成田空港に来るたびに、滑走路と誘導路内に意味不明に存在する「成田闘争の痕跡」を見るのが少し楽しみだったりします。いや楽しいことではないんだと思いますけど……。

成田空港,滑走路

定番の「YOUは何しにニッポンへ」で外国人の方を捕まえるあの場所を見つつ、沖縄との温度差を体感しようと外に出てみますと……

成田空港,到着ロビー
成田空港,バス停

7.8℃……!

那覇とはじつに19℃もの気温差です。いやー、さすがにこの気温差は風邪ひきますわ……
気温の確認だけして、すぐに空港内に戻ります。

さて、改めて成田空港ですが。
何度か来たことありますが、この成田空港の雰囲気がたまらなく好きなんですよねー。

成田空港,第1ターミナル,出発ロビー,チェックインカウンター
もうホント、うっとりという感じです。この第1ターミナルの多国籍なカウンターがズラッと立ち並ぶ圧倒的なスケール感、そして天井からの落ち着いた照明が醸し出す雰囲気。とにかく、ものすごく気分が高揚してくる感じです。
これは好みの問題かもしれませんが、この感覚はJALが鎮座する第2ターミナルではほとんど感じません。ANAの第1ターミナルのみに感じるんですよね。ホント大好きなんです、1タミ。心の底からANAが1タミでよかったと思ってたりします。

成田空港,第1ターミナル,出発ロビー,電光掲示板

この大きな電光掲示板もいいですよねー。これも含めて「これぞ成田空港!」って感じがします。セントレアはいろんな場所にモニターが設置されていてそれはそれでわりと便利なんですけど、やっぱり演出的な観点では物足りなさを感じちゃいますね。

SFC取得後のベネフィットとなるこの掲示板下の「STAR ALLIANCE GOLD TRACK」をしっかりと目に焼きつけつつ、もうひとつある「選ばれし者の空間」の前へ。

成田空港,Zカウンター,ダイヤモンド,ファーストクラス
Zカウンター――

いまさら説明するまでもありません。ANA最高峰、ダイヤモンド会員とファーストクラスの乗客のみが入場を許される聖域ですね。この中には専用チェックインカウンターがあり、ここから保安検査や出国審査もゆったりと受けられるという、まさにVIPのための究極のサービス空間です。

このシリーズの最初の記事に少し書きましたが、本来であれば僕は去年ホヌのファーストクラスに乗ってハワイに行ってたはずだったんですよね。予定通りだったら、そのときにこのZカウンターも利用してたはずなんですが……。

……なんとも寂しい気持ちが押し寄せてきたので、涙がこぼれ落ちる前にこの修業初のラウンジへと向かいます。

成田空港の国内線ラウンジは、国際線からの国内線乗り継ぎがあるため「ARRIVAL(到着)ラウンジ」となっております。成田空港到着後わりと早い段階でこのラウンジは見つけていたのですが、到着ラウンジではない別のラウンジがあるのかと思いわりと30分くらい探し回ってましたw

成田空港,国内線,ラウンジ

ラウンジがあるのは1階、このマップ左下の赤丸の位置ですね(たぶん……)

さてそのラウンジ。

「広いなー」というのが第一印象でしたが、ネットでの情報を見てみたところ数あるANAラウンジの中ではそんなに広くない部類とのことw そしてデザイン的にも少し古いとのことでした。逆にこれによって「最新仕様のANAラウンジはこんなもんではないんだ」ということを改めて知り、このあとの修行で各地のANAラウンジへ行くのが楽しみになりました。このラウンジでもわりと満足度高かったのに、これ以上なのかと。

成田空港,国内線,到着ラウンジ
成田空港,国内線,到着ラウンジ
というかセントレアのラウンジがショボすぎるだけなのかもしれませんが……

LEG.03 NRT-NGO(成田→中部)

さて3レグめ、この日のラストフライトです。

これから乗るANA493便はいわゆる「沖止め」。ターミナルからボーディングブリッジを通っての搭乗ではなく、バスからの搭乗でした。
バスの場合はあまり優先搭乗の意味がなくなるなんてこともネットで目にしたことがあったんですが(先にバスには乗れるけどその後は優先されないという情報)、プレミアムクラスとステータスホルダーだけが乗ったバスが最初に出発しました。これなら優先搭乗となりますね。バスはスカスカのまま出発だったので他の乗客の方たちには申し訳なかったですけど。

成田空港,バス,沖止め

搭乗機へ向かう途中、去年から就航したA380「フライングホヌ」が駐機してるのが目に入りました。

成田空港,滑走路,沖止め,737
また書いてしまいますが、本当なら去年乗れてたんですよねーフライングホヌ……
平会員なのに取れて歓喜したファーストクラス2席の特典航空券を泣く泣くリリースして諦めたあの気持ちが少し蘇り、なんとも切ない気持ちで搭乗です。

成田空港,沖止め,搭乗,タラップ
そんなわけで、初めての修行フライトはこれにて名古屋へ戻ります。
余談ですが、名古屋では名古屋へ戻ることを「帰名(きめい)」と言ったりすることがあるようです(僕は使ったことはありませんが……)。絶対に他の地方では通じないですよねー。「めいだい」といえば一般的に「明治大学」なのにこの地方では「名古屋大学」のことを指すように、「〇〇めい」「めい〇〇」という独自の単語は名古屋には多かったりしますね。

さて、このフライトのシートは3レグめにして修行フライト初のプレミアムクラスです。

ANA,737,プレミアムクラス
数年前に一度だけ乗ったことがあったので初めてというわけではありませんでしたが、やはりいいですね。古さを感じるところは少し残念ですが、やはりエコノミーと比べて圧倒的にゆったりとしたシートはとてもリッチな気分にさせてくれます。CAさんから自己紹介してもらえるなど手厚くもてなしていただくのは気分がいいですが、少しくすぐったくなってしまうあたり平民だということを思い出したり……

日も沈んでしまいあまり景色が楽しめなくなって残念なフライトでしたが、あっという間に名古屋に到着。あまりに短時間でもったいないプレミアムクラスでしたが、エコノミーだとこの路線ってPP単価が30を超えてしまうんですよね。なのでPP単価を少しでも抑えるためもあってプレミアムクラスにしてみました。抑えたところで17とかですが……。

飛ぶ回数を減らせることで人気のプレミアムクラス。実際に修行のためにチケットを取ってわかりましたが、エコノミーのほうがPP単価がわりと安くなることもあるんですよね。基本的にプレミアムクラスを選んでおけば間違いないというイメージだったので、これは意外でした。運賃も日によってわりと変わってますし、どのチケットを取るのがいいのかは本当に地道に調べないと難しいことですよね。一週間単位で表になってサクサク表示されると楽なんですけどねー……。

はい、というわけで名古屋に到着です。

セントレア,到着ロビー,国内線

記念すべき修行第一日目は、中部→那覇→成田→中部の3レグで終了です。

合計プレミアムポイント

そんなわけで、PPの合計はこんな感じです。


プラチナへの道のりはまだまだ長いですね……。

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